2017/07/05
育毛、そして薄毛の原因を考える上で、必ずといっていいほど紹介されるのがヘアーサイクルです。ヘアーサイクルとは、いわば髪の一生のこと。新しい毛が生まれ、成長し、最後には抜けていく、そのヘアーサイクルについて、まずは知っておきましょう。
新しい髪の毛は、現に生えている古い髪の毛の下に生えてきます。下というのは、古い毛が生えている毛穴の根っこの部分。歯が生え変わるような感じで同じ場所に用意されます。その若い髪の毛がある程度成長すると、古い毛は抜けていきます。
その後、新しい髪の毛は成長を続けます。正常なヘアーサイクルだと、その期間は2~6年ほど。結構長い期間ですよね。この間、髪の毛は、ヘアーサイクルの成長期にあります。こんなにも時間をかけることで、髪の毛はコシやツヤ、ハリを持ち、そして太くしっかりとした毛球が育ちます。
そして退行期、いよいよ毛球の退縮が始まります。約2週間程度で、毛球は完全に退化し、抜け毛によく見られる毛根に変化します。最後には、髪は自然と抜けていくのです。
髪の毛が生まれてから抜けるまで、ヘアーサイクルは通常5年前後。しかしヘアーサイクルが正常でないと髪の成長期は数か月から1年と短くなってしまいます。髪の毛一本一本が十分に成長できず、細くなってきた、痩せてきたと感じるようになるのです。そう、これが薄毛の状態。さらにヘアーサイクルが不自然に早まることで、抜けるサイクルが早まり、抜け毛が増えたように感じるのです。
つまりは、ヘアーサイクルの乱れの原因を究明するのが、薄毛対策であり、育毛です。何が原因なのか、どうやってそのヘアーサイクルの乱れを正すのか、一緒に考えていきましょう。