2017/07/29
言わずと知れた日本で唯一の第1類医薬品、リアップX5プラスローション。「壮年性脱毛症における発毛剤」と言い切ることも許されている製品です。発毛効果、または脱毛の進行予防の効果(既に始まってしまった脱毛がそれ以上進行するのを防ぐ効果)を維持するために使用してもいいよと。
ここでいう壮年性脱毛とは、一般的に遺伝性の薄毛または抜け毛のこと。遺伝性とは、ゆっくりと何年もかかって進行し、目立つようになるものだそうで、精神的な原因やその他の疾患、外部的要因で、急激に、その他一部分で起こるものは当たりません。
さて、リアップX5プラスローションで特徴的なことは、その成分ミノキシジルと使用対象者でしょう。
使用を対象とする人
使用対象としているのは、前述した「壮年性脱毛症での脱毛」で、「20歳以上65歳未満」の、「男性」、です。
20歳以上というのは、壮年性ということでしょう。20歳未満の、あるいはそれに準ずる若年性の場合は、他に原因があり、それには効かないよ、というわけです。女性は、5%ミノキシジルの安全性が確認されていない理由で、ミノキシジル1%配合の女性用リアップを推奨しています。
その他、以下の人は使用前に医師または薬剤師に相談。リアップX5プラスローションは、第1類医薬品なので、購入時に薬剤師がいない薬局では買えないですしね。
・今までに薬や化粧品などによりアレルギー症状(例えば、発疹・発赤、かゆみ、かぶれ等)を起こしたことがある人。
・高血圧の人、低血圧の人。血圧に影響を及ぼす可能性が考えられます。
・心臓または腎臓に障害のある人。心臓や腎臓に影響を及ぼす可能性が考えられます。
・むくみのある人。むくみを増強させる可能性が考えられます。
・家族、兄弟姉妹に壮年性脱毛症の人がいない人。壮年性脱毛症の発症には遺伝的要因が大きいと考えられます。
・高齢者(65歳以上)。一般的に高齢者では好ましくない症状が発現しやすくなります。
・次の診断を受けている人。甲状腺機能障害(甲状腺機能低下症、甲状腺機能亢進症)。甲状腺疾患による脱毛の可能性があります。
もう一つの特徴であるミノキシジルについては、長くなりますので、別のレポートを参照してください。
使ってみた印象
日本で唯一の発毛剤ですから、もちろん使ってみました。多分、薄毛に悩むほとんどの方が使用を検討されたことでしょう。
そこでまず、反対側からというか、使用しない理由を考えてみましょう。ひとつは価格が高いこと。5%のX5プラスは、1か月で1万円弱ですからね。他の育毛剤と比べても高い部類に入りますよね。でもガッツリとAGA治療と比べると許容範囲とも言えますが。
あとは、購入の面倒さ。先にも書きましたが、リアップX5プラスローションは第1類医薬品なので、対面販売となるので、薬局を探す手間、また購入時のはずかしさとかもあります。
そんな逆風をかいくぐり、リアップX5プラスローションを使ってみた印象です。育毛野郎が思うよいところは、まず無色無臭です。1日2回の使用を推奨されているので、朝出勤前につける際、特有の香りとか、色があっては困りますから。実際、ビタブリットCとか白くなっちゃうので朝は使えないですから。そういう意味で、リアップX5プラスローションはいいです。
効果はというと、まだ未判定。でもある程度感触はあるかな。というか、いろいろ使っちゃてるので、どれが効果的なのかわかりませんが、悪くはないです。やっぱり医薬品は違うなー、と。今後、随時報告します。
リアップを使うためのアドバイス
このリアップX5プラスローション、使いはじめはいいと思いますが、使い続ける際に、判断を挟みますよね。というのも、何度も言いますが、日本で唯一の発毛剤ですから、期待度が半端なく、最低使用期間は4か月以上となっていますが、その途中である程度実感できないと、気の短い人は諦めちゃうのではと心配します。
個人差は当然ありますしね。ヘアーサイクルを考えても、使い始めて数か月で、そして目視で実感できるほど効果が出るものか……。育毛野郎のリアップX5プラスローション使用第一期は2か月で終わりました。
日本で唯一の発毛剤ということでまず期待する製品でありながら、期待度の高さから一旦は諦められ、その後、いろいろな製品を試した後に、最後に立ち戻るというのが、リアップX5プラスローションのひとつのパターンではないかと思います。経験から。
となると、一番いい使用方法としては、とにかく最低4か月、できれば半年から1年は我慢して使うのがよいと断言します。
ついでに言えば、AGA治療の飲み薬と併用するのがベストではないか。結果が出た場合、何がよかったかわからないけど、頑張ってきた成果に対する満足度は高いはずです。